11.10.10(月) 体育の日

 巨匠・スタンリー・クレイマー製作・監督の名作 「 渚にて On the Beach 」(1959年公開・MGM) 出演:グレゴリー・ペッグ、エヴァ・ガードナー、フレッド・アステア、アンソニー・パーキンス 原作:ネビル・ショート を鑑賞。
 京都学派の哲学者・田辺 元は1958年、 〈 ・・・今日のいわゆる原子力時代は、まさに文字通り「死の時代」・・・〉と、「メメント・モリ」 (「 死の哲学・田辺元哲学選 Ⅳ 」P12~ 藤田正勝編・岩波文庫)というエッセイで書いた。 メメントモリ( memento mori )とはラテン語で「死を忘れるな」「死を思え」の意味である。 田辺元がこのエッセイを発表して53年。私の生まれる前のことだ。
 ここで田辺元がいう原子力時代は、米ソ冷戦構造下の核兵器を指す。 だが、平和利用目的の原発であっても、1986年チェルノブイリや2011年福島第一原発の事故は、われわれに「死の時代」を十分に実感させる出来事であった。
 田辺が「メメントモリ」を発表した翌年、このSF映画は公開された。 核戦争による放射能汚染と人類滅亡が全編静かなタッチで描かれている。豪州の美しい海岸や登場人物の節度ある生き方が、逆に放射能による破滅の恐怖を高めている。 ラストの「 THERE IS STILL TIME.. BROTHER 」というメッセージが超シリアスだった。
 鬼才・スタンリー・キューブリックの「博士の異常愛情」とともに、今もう一度、見直すべき映画と思う。

 8時~9時半、政務調査で小林方面を廻る。10時~12時、自宅で上記の映画鑑賞。
 13時、家内と成田でランチ。しゃぶしゃぶをを食す。15時、草刈り機を使い集中して自宅庭の除草作業。超大汗をかく。 慣れない仕事でかなり消耗&筋肉痛。
 18時、印西斎場へ。 秋本享志白井市議御尊父様の御通夜に参列。心から御冥福を祈り焼香する。合掌。
 19時、千葉NT・印西牧の原で会合に参加。 大勢の支援者の前で9月定例県議会の報告をさせて頂く。 22時、帰宅。 夜、読書して爆睡眠。
by takinowa | 2011-10-10 22:38


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