11.05.16(月)

 終日、事務所で優に2000冊を超える蔵書の整理。震度6弱の地震により、七つあったスチール製本棚(6段・H 180cm・W 80cm)が転倒し損壊。新しい本棚を購入するとともに書籍が滅茶苦茶になっていたため、あらためて経済・法律・政治・歴史・思想・哲学・神学・文学・ノンフィクション・・・等々、各カテゴリーごとにジャンル別・著者別で整頓を行っている。それにしても、本は実に重い。進捗率はまだ約50%、地道な重労働が続きそうだ。
 
 三候補の激戦となっている白井市長選挙を差し置き、北総線運賃値下げを実現する会(北実会)で壮絶な諍いが勃発した。事の発端は、K.Y 前市長の後援会長で北実会・元会長・吉田治男氏による「白井市民の間に、正確でない情報が流布されています。」というチラシの配布だ。その中で吉田氏は「・・・今では行政を批判するばかりの会になり、信頼性のない値下運動になってしまっており、たいへん残念なこと・・・」と同会を激しく批難。さらに、内容はエスカレートし北総問題とは別件で、「名誉棄損で告発を予定」とまで書かれているのには驚く限り。
 それに対し北実会側は本日、山下兼男会長名で正式な抗議文を吉田元会長に送付し「謝罪と北実会への中傷を撤回」することを要求。まさに泥仕合。
 当事者間においては死活的に重要な問題であろうが、突き放して見れば単なる内輪揉めだ。そもそも、吉田氏が会長時代、K.Y 前市長は北実会の事務局長だった。また、今回の市長選に立候補している K.S 氏も当時から北実会の有力メンバーである。08年・白井市長選挙と09年・総選挙では、二人が同じ民主系の仲間だったことはよく知られている。しかしながら現在では、小さな差異から路線が分裂し、双方にとって非和解的な闘争となっている。ハッキリ言って、どっちもどっちだ。かつて、極左過激派セクト間で繰り広げられた内ゲバと同じではないか。まさに、市民不在の政争であることは論を待たず、沿線県民にも鉄道運賃再値上という災厄がもたらされかねない状況が続いている。
 良識ある白井市の有権者は不毛な政争に終止符を打ち、市政の混乱を収束させることを望んでいるに違いない。5月22日、最良の選挙結果となることを期待して止まない。
by takinowa | 2011-05-16 21:13


<< 11.05.17(火) 11.05.15(日) 印西市... >>