10.10.11(月) 体育の日

 総合企画水道常任委員会が10/8に行った成田空港視察について、以下のような内容で10/9付・千葉日報、東京新聞、時事通信に大きく報道された。
 
 30万回と騒音対策 「オール千葉県で!」
  ー 県議会委員会が成田空港視察 ー  ( 千葉日報・10/09付 )
 県議会で成田空港問題を担当する総合企画水道常任委員会(滝田敏幸委員長)のメンバーが8日、成田空港を訪れ、年間発着枠30万回化に対応する施設整備の視察や、地元自治体、成田国際空港株式会社(NAA)幹部との意見交換を行った。 意見交換は冒頭を除き非公開。
 終了後に取材に応じた滝田委員長は「羽田空港の本格国際化を視野に入れて、(成田空港の発着枠)30万回化と騒音直下対策は、党派を超えて『オール千葉県』で取り組むべき課題。 (過去の不幸な歴史を乗り越え)未来志向で応援していきたい」と述べた。
 委員会の県議団10人は、この日、昨年秋に2500m化されたB滑走路の発着状況や、発着枠拡大を見据えてNAAが進める新誘導路建設と「への字」誘導路緩和工事を視察。その後、約1時間の意見交換に臨んだ。
 滝田委員長は「(30万回化に向けて)着々と進んでいるのを、大変心強く感じた」とした上で、「大型内陸空港として騒音下に住み続ける住民への配慮が何よりも重要。理解を得るため、住民の立場を真摯に受け止めて弾力的に対応してほしいという点もわれわれから求めた」と説明した。 (県東版)
   
 いよいよ目前に迫った羽田空港国際化を控え、絶妙のタイミングでの視察であったと思う。千葉県議会として、成田空港発着枠・30万回化に向け明確な意思表示を行うことができた。 9月定例会中に民主党さんや公明党さんの委員さんからも「30万回化」へのコンセンサスが得られ、視察に臨めたことも心強かった。そして、党派を超えて全(オール)千葉県 という表現ができたことも大きい。もちろん、森中小三郎・NAA社長、小泉一成・成田市長、高橋渡・県総合企画部長はじめ関係者と常任委員会との意見交換会を総括しての発言であったことは言うまでもない。
 いずれにせよ、森田健作知事流の「チーム・スピリット」を実践できた素晴しい視察であったと思う。この成田空港問題については是非、明日も続編を書きたい。

    県議・滝田敏幸、もの申す! 是は是、非は非(58)
      【 菅直人の仮面を剥げ !!!


 「月刊 日本」10月号に掲載された民主党の御意見番、平野貞夫・元参議院議員の論文「菅政権続投でも余命は六カ月だ」を読む。 6月2日の鳩山総理辞任から参院選、民主党代表選を挟んで現在まで続く、国民不在の権力闘争の実態が赤裸々に語られている。特に未曽有の泥仕合となった民主党代表選は、国民誰しもが眼を覆いたくなったに違いない。
 この4カ月、果たして何が起こったのか。結論を煎じ詰めて言えば、菅直人を中心とする政治勢力が検察やマスコミと一体となり、「小沢一郎氏の政治生命を絶つためのクーデター」を起したと捉えることができよう。
 それにしても、平野氏の「歯に衣着せぬ」菅直人・批判には驚くばかりだ。去年の8月、北総線印旛日医大駅前のショッピングセンターで、民主党公認候補・若井康彦氏応援のため、平野氏は菅直人氏と固く握手し共にマイクを握っていたことを、筆者は鮮明に記憶している。
 平野氏は、6月の政変について「官邸(=菅総理)が目論んだ小沢排除」、すなわち小沢外しクーデターと断定する。さらに、菅氏を「所詮、市民運動家出身(=左翼)」とし、「理屈を振りかざし、議論に詰まると相手の古傷に手を突っ込むような下品さでは、到底、野党からの信頼など得られない」とバッサリ。また、「菅は思想・哲学なき軽挙妄動の風見鶏で、首相の座にしがみついていられさえすればいいという権力志向だけの人間だ」とまで言い切る。さらに、ねじれ国会の状況下、「菅・仙石という徳もなければ功もない人間たちで、この難局を乗り切るのは不可能」と断言する。
 ここに書いたことは、野党政治家や評論家が言ったことではない。これまで民主党のど真ん中で、菅氏や小沢氏のアドバイザーを務めていた平野氏の実に生々しいリアルな言葉である。

 少々、菅総理の振舞いを分析してみたい。その前に礼儀として、筆者自身を語っておく。
 筆者はこのブログで何度も告白してきたが若い頃(同志社大学時代)、ノンセクト系の新左翼運動家だった。実は当時、世間や時代からも相当ズレているのも承知していた。しかしながら行き掛り上、自治会委員長として相当過激な政治活動を行ったことも事実である。そして、20代後半まで確かに左翼的気分を持っていたが、関西から地元へ U ・ターンして数年間葛藤の末、政治的にも生活的にも反省し保守思想へと近付いて行った。元来、共産主義者でもなかったので、世間で言われる「転向」という意識は全くない。感覚的には、卵から蛹・毛虫そして蝶々への変態のイメージだ。ただ、当時の政治的主義主張が大いなる誤りであったことはアッサリと認め、反省する。
 さて、菅直人・内閣総理大臣であるが、彼の人生と政治遍歴・行動はこれまで自己肯定の連続であったのではなかろうか。菅氏のように権力の間を上手く泳ぐ人間(市民運動家)を、筆者は嫌悪せずにはおれない。そもそも、菅氏には政治思想をめぐる葛藤など全く感じられない。日々、報道される、責任や矜持を持たない彼の言動は、現在のような思想が劣化した社会と時代を象徴している。全ての物事はマスコミが作り出す雰囲気(=ムード)に流され、漂流していく。一体、何処へ向かっているのか。まさに、菅総理の立ち振舞いそのものである。菅直人という総理を生んだのは、こういった時代の空気だと、筆者は考える。
 菅直人総理は市民運動家という過去を売り物にし、あたかも弱者や市民の気持が理解できる政治家の仮面をつけている。しかし、所詮それはパフォーマンスであり仮面に過ぎない。彼は自らの権力維持が第一であり、市川房枝を利用するなど当り前、邪魔になれば小沢一郎であろうと市民であろうが下層大衆であれ何であれ、平気で切り捨てる。義理を欠き情けを欠いても、良心の呵責など微塵も感じない政治家だ。
 思想や哲学のない政治家ほど恐ろしいものはない。一歩間違えれば、菅総理と民主党政権は独裁国家への道を歩みかねない。断固、闘わねばならない。今後、菅直人については彼の著作を基に、政治学的見地からもしっかりと批判をして参りたい。 
 しかしながら、国政がここまで混乱し日本経済も未曽有の危機を迎えているが、民主党政権は暫く続きそうだ。残念ながら国政レベルで、今の自民党には民主党のような権力志向を源とするエネルギーはない。
 民主党はこういった政争を党内で起し、小さなクーデター劇場を国民に披露し続けるであろう。いや、もっと積極的に人民の敵を作り上げ、ある時は小沢一郎氏、またある時は不条理な事業仕分に抵抗する官僚・・・等々が血祭りとなる。要は、国民を飽きさせない茶番政治が彼らの戦略である。
 だからこそ、地域の健全なる保守政治が大事なのだ。 浮遊する大衆世論ではなく、歴史・文化・伝統・慣習・地域共同体・・・等々に自生する秩序が基本であり、筆者は真正の輿論と向き合うつもりである。

 終日、事務所で仕事、事務作業。いよいよ、来春の選挙に向け態勢づくりを急がねばならない。思想や哲学はもちろん、義理も情もない巨大与党が相手である。油断も隙も禁物だ。地域に根差した草の根保守のネットワークを強化し、正々堂々と戦いたい。

 佐藤 優 + 魚住 昭 責任編集 「誰が日本を支配するのか!? 沖縄と国家統合 」(マガジンハウス・1,400円)を読む。  
by takinowa | 2010-10-11 22:03


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