10.09.22(水) 千葉県印旛健康福祉センター(印旛保健所)運営協議会

 「暑さ寒さも 彼岸まで」との諺もあるが、天気予報通りなら30℃以上の真夏日も本日でお終いとなる。強烈だった夏の太平洋高気圧も少しづつ弱まり、大陸から来る移動性の高気圧や低気圧へと代わっていく。やがて、東高西低の気圧配置となれば、シベリア寒気団=冬将軍の出番だ。北からの木枯らしの吹く季節も、アッと言う間にやってくる。 まさに、季節の移ろいは人の世の栄枯盛衰にも喩えられる。「驕れる者も久しからずや 盛者必衰の理」とでもいおうか。そういえば政治の世界で生きていると、何かを勘違いし驕り高ぶった夜郎自大な人間に出喰わすこともしばしば。例えば、政権交代直後の与党政治家達のように・・・ 日々、愉快なこと不愉快なこと様々だが、日本の四季、そして大自然に感謝しつつ大きな心で人生を過ごしたい。面倒なので本日は、諸般の政治的報告に関する記述は割愛する。
 午前中、茨城県龍ヶ崎市及び牛久市方面。正午、木下の柏屋蕎麦店で印西RC定例会。13:10、印西を出て佐倉の千葉県印旛合同庁舎へ向かう。
 14時、印旛健康福祉センター(印旛保健所)運営協議会に出席。7市2町の首長、印旛郡市・医師会長、佐倉警察署長ほか各種団体代表が、印旛管内における千葉県の健康福祉行政について協議した。15時半、佐倉を出て印西へ向かう。
 16時半、事務所にもどり仕事。

 西部 邁 著 「小沢一郎は背広を着たゴロツキである。私の政治家見聞録」(飛鳥新社・1500円)を読む。
 西部先生は自他共に認める当代随一の保守思想家の一人だ。ここ数年御無沙汰しているが、私は西部先生が東京大学を辞め著述家となった頃から、約20年近い御付き合いで御指導を頂いている。印西市でも5度、先生の講演会を開催したと記憶している。また、私にしてみれば、西部先生が60年安保の戦士であるということも含め京都大学経済学部の元・滝田修こと竹本信弘さんとともに、恐れ多い存在だった。まさに、保守思想へ導いてくださった人生の恩師でもある。恐らく、50冊以上の著作を読んできたと思う。 私は自分の学生時代の新左翼運動体験も含め、戦後左翼の二大巨人との交際を通じ、反左翼=保守思想に目覚めたといっても過言ではない。
 この本もタイトルは刺激的だが、内容的には政治家との交際の経験を基に保守思想を語っている。現下の政治状況や自民及び民主に対する思想的分析・論考も、実に鋭くかつ本質的である。また、エドマンド・バークやハイエクを始めとする西洋保守哲学に依拠するという立ち位置は現在、県議会保守政治研究会で御世話になっている中川八洋・筑波大学名誉教授と基本的に同じであるが、米国への眼差しと評価は180度正反対だ。 ただし、ここまではいい。
 どうしても納得がいかないのは、鈴木先生に対する記述である。常識的な人と人との社交では考えられない評価が下されている。というよりも、その行間から、西部氏の絶望がよく伝わってくる。しかしながら、鈴木先生にしてみれば、保守思想の理念型を政治家・鈴木宗男に表象化され、そこから逸脱したといって「大衆的」の烙印を捺されてもいい迷惑であろう。もちろん、政治家・鈴木宗男は思想家ではない。政治家とは実践に生きる現実の存在であるとともに、政治的ロマンを求め死に場所を探す存在でもあるのだ。 そういった意味において、鈴木先生の政治的生き様は言葉を超えた、いや人知を超えた領域にあると思う。
 私は保守政治家であるが、鈴木先生を「大衆的」とは思わない。生まれ育った環境や風土さらには思想的に異なる部分もあろうが、人として心から尊敬しているし大好きだ。ついでに、小沢一郎氏や出鱈目な民主党に近い立場だが、私は断固支持する。鈴木先生には政治家として類稀なカリスマがあり、また他者への思い遣り、異なる価値や思想への寛容の精神がある。少なくとも、私が接した国会議員の中で、誰が何と言おうが、もっとも魅力的な政治家である。
 読書感想文ではなくなってしまったが、本日は御仕舞。 
by takinowa | 2010-09-22 20:56


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