09.11.14(土) 米国・オバマ大統領初来日

 鳩山由紀夫総理は昨夜、首相官邸で初来日のオバマ大統領と会談した。両首脳は日米同盟を深化・発展させることを確認したとは言うものの、典型的な演出された「シャンシャン会談」であった。 焦点である沖縄県の普天間基地移設問題は、当初の予想通り進展はゼロ。 対等を主張する鳩山首相の「新しい日米同盟」とは何か。言葉が踊るだけで、具体像は全く見えない。
 民主党政権は、国の根幹に関わる外交・安全保障において全くの無責任と言えよう。行き当たりバッタリの外交は、亡国の政治である。確かに国内では美辞麗句を並べ、マスコミや国民受けを狙った「社交」政治で乗り切れるかも知れない。しかし、社交と外交は全く別物だ。当然、次元も違う。国内の常識は国際的には(世界の)非常識の可能性も高い。国益と国益が鎬を削る外交交渉では、非情なインテリジェンスと胆力がものを言う世界である。マニフェスト地獄に陥っている民主党政権では、まともな外交は絶対無理と断言したい。
 終日、地元で過ごす。18時、木下の柏屋で印西RC主催:伊藤寛・印西町(現印西市)元助役の叙勲(瑞宝双光賞・ずいほうそうこうしょう)祝賀会に出席。木下町役場へ昭和22年に奉職され、48年にわたり地方自治発展のため御尽力された経験は極めて貴重である。 「先人の知恵に学ぶ」は、県議・滝田の政治信条における第一番目だ。山崎山洋市長に続き、心を篭めて祝辞を述べさせて頂く。宴席で、美酒をしこたま頂く。21:45、帰宅する。
 
 「県議・滝田敏幸、もの申す!是は是、非は非」シリーズに対しほぼ毎日、多くの方々から御意見が寄せられている。熱心な民主党支持者と思われる方々からも、有難いことにたくさんの御便り(メール・FAX・TEL)を頂戴する。中には匿名の方から、誹謗中傷の類の御意見も頂く(返信のしようがない)。私としては日々、できるだけ大真面目かつ誠実に御返事を書くことに努めている。しかしながら、本当に時間が足りない。御返事が遅くなることを、この場を借りて御詫び申し上げる。但し、何時(いつ)でも、何処(どこ)でも、何(なん)でも、誰(だれ)とでも、対話の準備だけは万全を期すつもりでいる。もっと言えば、「論争しない政治家は堕落する」と、私は本気で考えている。
 私は私なりにこの約3年間、北総鉄道運賃問題や印西市病院誘致問題はじめ多くの地元の課題に取り組んできた。自分の選挙公約であり、現時点でそれなりの結果が出たと思う。自分なりに根性を入れて頑張ったつもりだが、その評価は有権者の皆様に委ねるしかない。
 もちろん地元案件や県政の課題も大事であるが私自身、政権交代を機に国政への関心と意識も一気に高まってきている。自分の人生で、ひょっとして生命を賭けた重大な決意をする場面を想像すると正直怖くなる。 ・・・少なくとも、具体性に乏しいスローガンのリフレインによるイメージ操作で、権力を維持しようする政治は自民であろうと民主であろうと過ちと考える。絶対にNOだ!小沢・鳩山 民主党政権がこれ以上、地方の声を無視した強権的政治を行おうとするならば、私は地元を守る保守政治家として徹底的に闘うつもりである。
 少々誤解を招く、過激な言葉遣いになってしまった。 生れつきオッチョコチョィで喧嘩早い性格が災いし、アドレナリンが上昇し血圧も急上昇してしまう。穏やかな性格になろうと努力したが、50歳近くなっても直らない。反省の日々が続く。

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 近日中に大義(正統性)の全くない「事業仕分け」及び「暫定税率廃止と環境税導入」、「子供手当てと扶養控除廃止」、「CO2・25%削減」・・・等々について、イデオロギーを抜きにして、客観的かつ論理的な批評(論評)を加えていきたい。
 民主党政権をを哲学的に整理するならば、まさしく「絶対矛盾の自己同一」及び「革命的弁証法」の世界である。観念論の世界ならば「思考実験」として何の問題もなく許されるが、現実の「社会実験」として行われるならば、国民が不幸に陥る可能性大と考える。人間理性を過剰に信仰(崇拝)した左翼的設計主義が彼らの常識(かつ本質)なのだろう。私のような元ヤンチャ坊主の理解を超える世界に違いない。
 何れにせよ、売られた喧嘩は正々堂々と買うつもりである。もちろん、保守政治家としてこちらから言挙げするつもりは全くないが・・・
by takinowa | 2009-11-14 17:40


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