09.11.10(火) 市立横浜サイエンスフロンティア高校・視察

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 昨日、HP「最新活動報告・ニュース」(9/22、23、26、28、29付)を更新いたしました。TP・新着情報からアクセス頂けますので、是非御覧ください。

 8時半、自民党千葉県議会教育研究会(会長:鈴木良紀県議)視察研修参加のため、印西を出て県庁へ向かう。10時半、千葉を出て東京湾アクアライン経由で横浜市へ。12時、横浜中華街の重慶飯店でランチ。13時、鶴見区の現地へ向かう。
 13時半、横浜港開港150周年記念事業の目玉として本年4月に創立された横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校を視察。佐藤春夫校長、横浜市教育委員会・木田茂樹 高校教育課長から教育理念、カリキュラム、指導方針・・・等々の概要説明を受けて質疑応答。科学技術立国・日本の将来を担う人材を育てるという崇高な創立理念の下、同校は科学技術顧問として横浜市立大、横浜国立大、東京大、慶應義塾大・・・といった一流大学や先端技術を持った企業(ソニー、東芝、日立、パナソニック、旭硝子、新日鉄、学習研究社、味の素、島津製作所、東京電力、東京ガス、NTT、富士ゼロックス、日産自動車、キリンビール・・・ほか名立たる1部上場企業20社)、独立行政法人・理化学研究所、(独)海洋研究開発機構とも教育連携協定を結んでいる。 先端科学技術各分野の研究機関、大学、企業からの研究者派遣及び特別講義、研究・実験指導など、素晴しいサポート体制が敷かれている。また、和田昭充(あきよし)・東大名誉教授(ゲノム研究・DNA解析)、小柴昌俊・東大名誉教授(08ノーベル物理学賞)、有馬朗人・元東大総長、元文部大臣(原子核物理学)、ハロルド・クロトー・フロリダ州立大教授(96ノーベル化学賞)・・・ほか世界の超一流科学者がスーパーバイザーとして、特別講義を行うというのもスゴイ! 実に素晴しい。まさに、産官学連携の典型校であり、昔の中教審答申「期待される人間像」が想起された。
 総事業費は150億円(建設:100億、維持管理:50億)で、事業期間15年(H18~33)のPFI事業で運営されている。
 研修後、佐藤校長の案内で校内及び授業風景を見学。1学年240名(40×6組)で、単位選択制のカリキュラムとなっているため、より少人数の授業となっている。まだ、開校して一年未満で生徒数は少ないが、実験設備をはじめ教育環境の充実は目を見張るばかりであった。同校から、日本の科学技術を担う人材が輩出されることを祈念する。 さすが横浜市である。(前中田市長に対する政治的コメントは控える)
 最後に感想を一つ。公立高校にも拘らず、私立校に遜色ない建学の理念を打ち出すところに感銘032.gifを受けた。来年4月開校の県立印旛明誠高校も、建学の理念を明確にかつ強烈に打ち出していくことが大事であろう。地域と一体となり、他校や私学に負けない学校にしなければと思うものである。
 15:10、現地を出て千葉へ向かう。16時半、県庁着・解散。夜、千葉で会合。23時、帰宅。 
by takinowa | 2009-11-11 13:11


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