09.07.16(木)

 自民党執行部と中川秀直氏、武部勤氏ら麻生降ろしを画策するグループとの間で激しい権力闘争が行われている。17日には大勢が判明するだろうが、この内輪揉め、国民の目にどう映るのだろうか。分かりやすく整理すると、今回の党内不協和の根本は、小泉政治(=新自由主義&超親米外交)に対する評価が、◎か×か、での喧嘩である。ザックリ言うと、◎の陣営が麻生降ろしをやっている。温度差はあるが、武部、中川秀直、小泉チルドレン・・・が中心だ。 私は絶対に、×派である。いずれにせよ、この◎か×かの対立は、埋まる溝ではなかった。安倍、福田、麻生の小泉以後・歴代政権で、発足直後の内閣支持率が高い時点では、この対立も表面化しなかったが、低迷してくると現下のような状況となる。党内矛盾を内閣支持率が全て癒し、劇場型サプライズ政治で乗り切ろうとした戦略自体、限界にきたのだ。実態的には、小泉元総理が「自民党をぶっ壊す」と叫んだ通りの状況となった。
 この路線対立は、07年秋・安倍政権時の郵政民営化造反議員の復党問題や今春の郵政・西川社長再任問題での鳩山総務大臣辞任など、間欠泉のごとく噴出し政権の足を引っ張った。さらに07年秋からの福田政権では、伊吹文明幹事長、古賀誠選対委員長ラインで新党大地・鈴木宗男代表との連携を模索したにもかかわらず、08年7月の内閣改造による伊吹幹事長の交代で消滅してしまった。結果として、鈴木代議士は民主党との連携を選択し、北海道の自民党は苦戦を強いられている・・・等々。
 もちろん、自民党員の私による評論家的物言いは無責任であり、厳に慎まなければならない。ただ、01年4月・小泉税権発足から05年9.11を経て現在までの自民党が行った政治について、自分なりの見解は述べなければならないと考えている。読者の皆様の御意見を、是非お聞かせ頂きたい。
 午前中、プライベート。午後、事務所で仕事、来客の対応。
 15時半、第12回・牧の原夏祭り実行委員会・副委員長の阿部護さんが案内状を、御持参してくださる。北総鉄道問題や千葉ニュータウン事業、コミュニティの課題等について貴重な御意見を伺う。今後の私の政策立案で大いに参考となった。040.gif
by takinowa | 2009-07-16 21:25


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